uwabami days

アーティスト活動を生業とする三鷹在住アートユニットuwabamiの日々

ロンドンでフェイクポリスにやられた!

やってしまいました。やられてしまいました〜。
ロンドンで偽警察:フェイスポリスに引っかかってしまった!なんという不服。日本人はよく引っかかるらしいのだが、、、。悔しい!

今思えば怪しいことだらけ

それは、ロンドン2日目に起こった。
初日、夕方頃にロンドン入り。初めてのロンドン。旅行前忙しかったこともあり、ロンドン都心部へのアクセス方法などろくに調べずにGOしたが、標識などがとても見やすくすんなりとメトロに乗り込みあっさりとホテルへ。
ホテルもまぁまぁ。クラシックな雰囲気でおもしろい!それよりもこんなにすんなりとストレスなく、ロンドンまで来れたことに驚きと快適さを噛み締め就寝。
次の日、朝早く目が覚め。早速外へ。
 

気持ちの良い朝

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なんて気持ちの良い朝!!日本では連日猛暑でいやになっていたのに、このロンドンの気持ち良さ。テンションも上がる!
街をふらふら。街並みがとっても美しい〜。どこもかしこもフォトスポットで写真撮りまくる。
そして、お腹グ〜グ〜。朝からやっているカフェか、パン屋さんがないかと探してみる。
少し歩くとこの日の目的地、ベーカー街の近くにパン屋を発見。しかも近くには気持ち良さそうな公園もあるっぽい!その公園で食べたらロンドナーっぽくないかい?前衛的でないかい??とテンションが上がるuwabami。
 
パン屋でドキドキしながらパンを購入してみると、いい感じのレジ打ち黒人青年が声をかけてきた!
ほんの少しだけなんと言っているか判明し、持ち前の英語力を駆使し『TOKYO、JAPAN』とか精一杯のローマ字をしれっと言ってみる。あとはなんて言っているか全然わからんけど、はらだ氏曰くその青年は
 
「ジャパン ノ タベモノ オイC ヨネ〜」
 
って言ってようだ。文化圏の違う人となんとなく意思疎通できた気がして気分が良い。天気も良い。一口飲んだコーヒーもなかなかうまい。
むむむ!これはなかなか良い旅のスタートでは!?とテンションが上がる東洋人二人組。しかし、魔の手はすぐそこまで迫ってきていたのだ、、、。
 

公園でサンドイッチ

試しに入ってみた公園には若手の彫刻作品がたくさん置いてあっておもしろいところだった。
「アートが身近で良いね〜」と評論家気分で公園を闊歩。
歩いていると野生のリスが出現!おおお!井の頭公園動物園のリスよりも1.3倍くらいでかいリスに興奮!!すご!
早速我らばボン君と対面させてみる。多分ボン君も英語しゃべれないから言葉は通じないと思うけど、リス語で会話できるであろう。
その時の動画がこちら。
 

 

 
ボン君のロンドン交流もひと段落。いよいよ腹が減ってきたので、程よいベンチを発見し座る。さっき陽気な黒人お兄さんから買ったサンドイッチを食べてみる。
 

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↑テンションが上がっているのでいろんな写真をとっている。 
 
、、、。むむ、うまい!
 
日本ではあんまり買えなそうなブラックベリーも食べてみる。
 
、、、、むむむむむ!!!これすんごくうまい!!!
 
ということでテンションがウナギのぼり。
あたりを見回してみるとジョギングに勤しむロンドナーチックな人々。みんなマイペースでいいね〜。自分の時間を生きているね〜。

モグモグモグ。
 
ご飯を一通り食べ、本格的に公園散策へ!
この公園、リージェンツパークという所でハリーポッターでも登場するらしい。公園内に動物園があり(入場料4000円!)そこの蛇とポッターさんが交信するっぽい。
 

そして悪い奴が出現!

そんなポッター公園で気持ち良さと快適さで心が解放されたジャパニーズ二人組は意気揚々と公園を散策。
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こんな美しい並木道をのんびり歩く。
10分ぐらい歩くと円形ゾーンが現れ、綺麗なお庭が出現!ガーデニングもされているみたい。右写真参考。

と、その時後ろから声が。

「写真をとってくれないかい!?」

振り返ると陽気なイタリア人風のお兄さんがニコニコしながら声かけてきた。お!こんな早い時間に一人で散策か!なんて健康的なイタリア人!と思いつつ、写真をとってあげる。
(うーん。ここだと構図がすごく悪いけど??池までも少し遠いし、、、。でもこのイタリア人楽しそうだからまいっか!)とか思ってたら、
 
「あっちがもっと綺麗だからあっちでも一枚撮ってっYO!」 
 
うんうん、ここは構図悪いしな!それにしても、自分大好きなイタリーだなと思いつつ、こちらもテンション上がっているので携帯を預けられたまま少し歩く。スマホ大好きそうなのに、携帯に執着ないのか〜と少し疑問を持つ。すると、、、。
 
「警察だ!」
「え!?警察?きたよ。いきなり!」
 
IDと称されたパスポートのようなものをささっと見せる外人2人組。片方は白人、片方はどこかわからない中東っぽい人。一応綺麗目のスーツをきている。
 
「私たちは警察だ!今このあたりを警備している。パスポート見せてくれないか?」
(へ〜。そうかこの公園はロイヤルが管理しているから警備も厳重なのね。)
 
何も悪いことした覚えがないので、堂々とパスポートを見せるuwabami。この時は全く疑ってなかった。
 
「ふむふむ。よし。問題なしだ。
最近偽クレジットカードが出回っている。君たちのも見せてくれ。」
(ほ〜ほ〜。ロンドンも治安悪いのかな?そんなことがあるのね。)
 
何も疑わずにクレジットカードを見せつける。
 
「ふむふむ。」
カシャカシャ。カシャカシャ。カシャカシャ。
 
(ん?クレジットカードの写真をとっているぞ?なぜだ??)
 
「よし。安全だ。じゃ、このマシンにピンコードを入力したまえ。」
(はいはい。ピンコードね、、、。)
 
ピッピッピ。ピンコードを打ち込むムトウ。ここでおかしいぞと気がついた、はらだ。
「ムトウ氏、、、。これやばくない??ねぇムトウ死、、、。」 
 
あれ?確かにおかしいかも!異変に気がつき始める二人。
思いっきりあたふたしているのでニセ警官にも様子が伝わり始める。
そして手が震え始めるはらだ氏。
 
震える指先でピンコードを押してしまった!!!ッピッピッピッピ。
しかし、不幸中の幸いか、
震えまくっていたはらだはピンコードを押し間違える笑。

あ!これ本当にやばいやつだな!と、確信したムトウはジャパイングリッシュを魔法のように唱えた!
 
「アイディ ワンモア ショー プリーズ。」
「ヘイ ショー ミー!!!」
 
英語がわからない人のために優しく翻訳してあげよう。
「もう一度警察という証を見せたまへ!私に見せろ!ボケ!!」
と、ムトウは言ったのだ。
 

おそらく半人前フェイクポリス

目が泳ぎまくっている日本人を見たフェイクポリス二人とさっきのイタリー(グル)は、こりゃー気が付かれたに違いないと思ったのか、あっちもあっちで慌て始める笑。おそらくだが、こいつらも犯罪行為をする経験がまだまだ浅いと見られる。
白人フェイスポリスはuwabamiがブツブツ唱えている日本語をしきりに真似し、
 
「What's YABAI?,YAVAI??」とか聞いてくる。
 
(BでもVでもどっちでもいいし!!)と頭にきつつ、このままだと旅のしょっぱなからほろ苦エピゾードになってしまうぞ!いろいろ面倒臭そうだぞ!と思いながら慌てるuwabami。
 
そして、白人をおいて残りの外人二人は「日本人の言っていることわからん、とりあえずズラかるぜ。へへへ!」という雰囲気で公園から去ってしまった。

(むむむ!!こりゃ逃げられるぞ!!!)
慌てるuwabami。ここでYAVAIの白人もめんどくさくなったのか逃げ始める。
これで逃げられては日本男児として、ご先祖様に顔向けできん!と謎に祖国を意識し始めたムトウは白人を追っかける!そして、
 
「ケイサ、、 ポリス!」
「トゥルー ポリス カム ウェイズ ミー!」
(文脈がぐちゃぐちゃ、、、笑)
 
英語がわからない人のために優しく翻訳してあげよう。
「警察!そう警察!!」
「本物の警察を呼んでこいよ!!おい!」
と、ムトウは言ったのだ。
 
あまりにもちょこまかと食いさがるムトウに、YAVAI 白人もイライラしてきたのか少し怒り始める!
 
「わかったよ!警察呼んでくるからここに座ってろ!」
 
(ははーん。そう言いつつ逃げるつもりだな。)と野生の感が働いたムトウはベンチに座らずにそのままYAVASUを追う。その奥でははらだが心配そうに見ている。どうやらはらだは「このまま白人がキレたらムトウのこと刺しちゃうんじゃなかろうか。」と思っていたらしい笑。
 
チータのごとく、小走りでささささっ!と後を追うムトウ。
思っていた通り!そこには先に逃げていた二人が車で待っていたのだ!!!!
 
「はははは!袋の鼠め!!!」
車に乗ったみなさんのことをアイフォンで激写するムトウ。そして、車のナンバーも激写しまくる。これで何か被害にあった時は警察に手がかりを伝えられるであろう〜。
頭にきたので再発防止の意味も込めて写真をアップしておく。
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↑写真を撮るムトウ写っている。

被害は?

そのまま車はそそくさと、去って行った。
ここからが大変!カードを急いで止める!!

マップルにのっていた緊急連絡先名簿でVISAを発見。通信代を厭わず即電話。
嬉しいことに日本人スタッフが出る。急いで事情を伝え、お金がおろされてしまう前にカードを止めた。なので、被害は全くなかった。

 

クレジットカードなしで大丈夫?

そうなの、カードを止めてしまったので、少量の現金しかない。困った困ったと思っていたらVISAさんから救いの手が差し伸べられた!
電話口で事情を説明すると、なんと宿泊しているホテルまで仮カードを届けてくれるそう。しかもホテルの人に事情を説明してくれるから、こちらは何もしなくて良い。英語がしゃべれない民にとってはなんとも嬉しいサービス!!しかも驚いたことに翌日にはカードが到着していた。しかも部屋まで届いていた。アイラブVISAカード!ゴールド会員でよかった!

テンション下がるからやめて

ということで、不思議なイベントに巻き込まれてしまったロンドン研修。
なんの被害もなくよかったと言えばとよかったけれど、その日予定していたシャーロックホームズ博物館にいけなくなってしまったりとか、ワクワクしていたのにテンションを下げられてしまったりだとか、せっかくはるばるロンドンに来たのに、、、と思うと怒りが湧いてくる!!もう!!

心を鎮めるために近くの池に行き写真でも撮ってみた。
人がいない寂しい写真。う〜んなんとも言えない。

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みなさんがフェイクポリスに引っかかりませんように!
それではアデオス!