気付いたら鈴虫が鳴いている今日この頃。uwabami色担当はらだです!
10月2、3、4で岩室温泉街にワークショップに行ってきました!
今回はお菓子屋さん三件の窓にキャラストレーション。
それぞれのお菓子屋さんの現場を見せていただき、歴史やリクエストを伺っての制作。
町の人の生の声を取り入れて描いて行くのは正に我々uwabamiならではの醍醐味。
この絵をきっかけに会話が弾んでくれたら最高です!
1日目は小富士屋さん
赤い塗りの傘がトレードマークで、もう6代に渡って続いている老舗です。
代々みんな代表のお菓子があって、それを1枚絵にまとめてみました。
左下から1代目は温泉好きの方だったということでお菓子じゃなく温泉に入っている絵 笑
2代目は粉菓子中心で、美しい木の型を使ってお菓子づくりをしていたのをイメージ。
途中道行くおばあちゃんに当時のお話を聞かせていただいてさらにイメージが膨らみました。
3代目に岩室代表銘菓「岩室せんべい」が考案されます。
このせんべい、実は違う温泉で見かけた四角いせんべいをもとに考えたそうです。
せんべいは日持ちもするし、賢いですね!
4代目は女性が店主さんで、ねじり鉢巻をしていつも仕事熱心だったとか。
代表菓子は岩室に伝わる「かり」の伝説からとった、「かりの卵」。昔傷ついたかりが岩室温泉で傷を癒していったという伝説から、ふんわりとしたしろい卵の方なお菓子を考案されました。
5代目も女性が店主さんで、ただの温泉まんじゅうじゃつまらないから、たまごをたっぷり使った大きなおまんじゅうにしよう!ということで「たまごまんじゅう」ができました。黄色いふんわりとしたおまんじゅうで、大きいのに甘過ぎないから口当たりよくぺろりと食べれちゃいます!
6代目は夫婦で考案した「豆腐プリン」。和菓子だけじゃなく今風に洋菓子も!ということで、豆腐を使った上品な味わいのプリンを二種類作ったそうです。
7代目になるかはわかりませんが、今高校生くらいのお子さんが2人いらっしゃって、なんでもパティシエの勉強をしているそう。この先も楽しみですね!!
そんな歴史をまとめてみました!!!
いかがでしょう?
ちょっと光っていて見づらいですが、是非現物を見に行って下さい 笑
最後に皆さんとも記念写真☆
2日目は岩室製菓、せんべい一筋のこのお店!
制作現場を見せていただいて、職人の技に驚かされましたし、こんな風に1枚1枚手で作られていると思うと本当に噛み締めたくなる思いでした。
ここでは大きな招き猫が昔からあったことや、良寛さんの歌が入ったおせんべいが多いことから、せんべいと招き猫、良寛さんをモチーフに描いてみました!
ちゃんと筆跡も似せて描いたんですよー!!!
3日目が角屋さん
角屋さんの前の坂は「ドン坂」という昔からある坂で、ここにも伝説があります。
鎌倉時代ぐらいにお釈迦様を大事にしていた武家の人々がお釈迦様全体を持ち歩いて戦をすることができないので、お釈迦様の頭だけ持ち運んでいたが、結局体の方だけその地に残ってしまった。
しばらくたって江戸時代くらいにどうもこの坂を通るときに牛や馬が変な動きをするもんだから、これは何かあると掘り起こしてみたところ、頭のないお釈迦様が出てきたので、新しく頭を付け、通りの脇にお堂を作ったという。
そんな伝説を絵にしてみました。笑
そしてもうすぐ300年祭で菜の花畑が出来るということで、菜の花もモチーフに。
ここも制作現場を見せていただき、代表作のきんつば、温泉まんじゅうや抹茶ロールのできるところを見学し、描かせていただきました。
そんな中味の濃ーいキャラストレーションでした!!
私たちも町にうんと近づいた気がしたし、こういうお仕事は本当にいいと思いました!
岩室温泉、是非皆さんもいってみてくださいね!!!
ライブペイントの様子もよかったら見て見てくださいませ〜
uwabameets project #001「岩室製菓」2012/10/2,3,4
uwabameets project #002「角屋悦堂」2012/10/2,3,4