インドに行ってすぐに惹きつけられたのが車のペイント。
日本ではトラック野郎的な人たちがカスタマイズするイメージですが、インドはみんな普通にそれぞれいろんな方法で車を飾っていました。
レタリングも綺麗で、こりゃあ腕のいい職人がたくさんいるんだろうな〜と感心してしまいました。
板橋区立美術館でインドの出版社タラブックスの展示を見たときにも思いましたが、平面的で装飾的な図柄がインド人は得意なようです!
気になった職人技をピックアップしておきます!
【目次】
インドのトラック野郎
おそらく手書きだと思われますが、そのペンキの風合いがたまらなく良い!
迷いのない筆さばきの掠れ!
ホイールにもちゃっかり色がついています!
泥除けにも文字が!
全体的にちょっと神殿風な装飾!
ちょっとアメリカンな雰囲気のものも!
アルファベットってインドでもなんとなくかっこいいイメージだったりするのかな?
フロントだってこんなオシャレなんです!何このカラフルさ!!
造花もついて、もはやお神輿のよう!
文字の中に文字。オーナーの名前入り?!
キラキラの紐や布をぶら下げている車も!
こんだけつけてると絡まったりしそうで怖いけど!!!
ブロックペイントは天然染め!
ラジャスタン州やパンジャブ州によく見られるという伝統木版草木染め。
木(チーク)のブロックを使って、布のパターンを染めて行きます。
青は藍、緑はマンゴーの葉っぱ、赤がヘナ、黄色がターメリックだそうです!
このように職人さんがぺったんぺったんして行きますので、ハンドメイドか機械かの見分けは簡単!版ズレが有るか無いか!
ハンドメイドのものは必ずブロックの繋ぎ目があります!
お買い物の際には気をつけて見てくださいね〜!
ブロックペイントに挑戦!
はらだ、インドでの初仕事でした!
二人のインド人のおじさんに囲まれ、ドギマギしながらブロックを押してみる。
もっと強く叩け!と言われ、必死に叩いてみる。
ふー。でけた〜!!安堵の表情。
一緒にスタンプしたIさんと記念に!
これを酸化液につけます。マジックだとインド人は言っていた 笑
あら不思議!色が変わりましたね!ドヤ顔の職人さん!
洗っても色落ちしないぜ!凄いだろ!?と実演する職人さん。
眼光すごすぎ!!!そっちが気になるわ!
ということでなかなか面白かったですよ、ブロックプリント!
ブロックプリント体験をした工房でオーダーメイドのパンジャビスーツをその日のうちに作ってもらいました!ベトナムの時も思ったけど、オーダーメイドなのに縫うのが超早い!インドも職人の町だな〜!!届けてくれた人が黒すぎてびっくりした 笑
他にも色々職人さんや工房を見学!
こちらは宝石職人!インドの宝石はジャイプールが有名。
アグラの大理石工房!
タージマハルの大理石もそうだけど、本物は光を通すので美しいと、おじさん力説!
職人のおじさんの力説はあまり響かなかった模様。
こちらはバラナシのサリー工房。金糸が美しい!!!細かい!!!
この穴が空いている紙に刺繍のパターンが入っているんだって!手回しオルガンのような感じだな!それにしてももう糸が多すぎてこれで本当にあの美しい刺繍ができるのか!?という謎が深まるばかり!
隣にあったこの装置。どう見ても自転車の改造品だけど、これもきっと何かに使うのよね。。。
こういう人も有る意味職人だな!本当に蛇使いは存在していた!カバンが今風!!
楽器演奏もさせてもらいましたが、はらだの弾いてる半分アコーディオンみたいな楽器が面白かった!片手で空気を送り、片手で鍵盤を弾く。
他にもインドの職人技はいっぱい垣間見えました!書ききれないよ!!!
だんだんと機械化が進み、職人が減ってきているという噂もありますが、まだまだインド人は職人技を持っている人がたくさんいます!
私たちが見たのはほんの一旦なので、おそらく、ごく一般の家庭にも技が染み付いているのではないでしょうか。
どこの国でも伝統工芸は後継問題がありますが、インドは伝統工芸じゃなくても、トラックのペイントのような職人技があちこち息づいていました。
インドの職人技が消えないよう、頑張ってほしいものです!