2020年4月に母になった、はらだの独り言のような日記ブログ。徒然なるままに書きました。
産まれた!
しかし、本当に死ぬかと思った!
人生で一番大変な12時間だったのでは?!
ここからは汚い表現もあるかもしれないので、気をつけて読んでくださいませ。
4月2日、0時過ぎ、「日付変わったね〜。丁度予定日になったね〜。赤さん産まれてももう学年は変わるね〜。」とムトウ氏と話して眠りにつく。2時20分、布団が濡れている事に気づく。ズボンもグッショリ。「盛大なおねしょ!?」と最初は戸惑う。しかし、こんなに無意識の尿もれはしないだろうと思ってちょっとびびる。破水か???
トイレにいっても別に普通だし。うーん、妊娠中は漏れるらしいし、尿もれか???と悩む。
ゆっくり歩いてパンツを履き替え、生理用ナプキンを当ててムトウ氏を起こす。
二人で破水についてもう一度詳しく調べ始める。とりあえずまた濡れるかどうか、様子をみることに。3時頃もう一度トイレにいくと、やっぱりちょろちょろと血混じりのサラサラした水が出てきたので、これは破水と判断。病院に電話。陣痛タクシーを手配。その間になんとなく今食べておいた方が良い気がしてバナナを食べる。これ、食べておいてよかった!と後で思う事になる。
3時半過ぎに病院につき、すぐ診察。まだ陣痛は緩やかではあるが、だんだんと強さを増してくる。そして、6時頃にはかなり間隔がみじかくなり、どんどん痛くなる。
実際、私の身長(143センチ)からすると、普通分娩か帝王切開かの瀬戸際のサイズの赤さんだとお医者さんから言われていた。そして、妊娠8ヶ月頃、歩き過ぎによる早産の危険性を指摘され、外出をしすぎないようセーブしていたのがよくなかったのか、妊婦の体重は増えなかったのに、赤さんはすくすく育ち、全く下に降りてきてくれなかったのだ。(普通臨月に入ると骨盤に頭を入れてくるらしい。)
陣痛促進剤とかいらんがな。7時頃にはもうめちゃくちゃ短い。1分もない。この痛みが昼まで続いたら死ぬ!と本当に思った。ご飯とか絶対無理!!!9時頃ほぼ子宮口も開き、順調だと言われたけど、痛みの波はとどまることを知らない。世の母達がすごすぎると本当に思う。想像を絶する痛み。車の中で産むとか、自宅で産むとか、出産楽しかったとか、色んな人の話聞いたけど、全部嘘だろ?!というような気がした。私には地獄の拷問くらいの痛みだった笑笑
11時頃はもう泣き言をいい、もうヤダ〜とか赤さん頼むから出てきて〜とか叫びまくってました。声も枯れて、この世のものとは思えない獣と化していた。
寝てるのが辛くなり、立ってムトウ氏にすがるようにすると少しマシに。
でも死ぬほど痛い。
「み、水…。」
その度にムトウ氏が買っておいた無印の観葉植物用のボトルで水補給してくれた。
痛みの波が来ると
「あ、き、来ます〜お願いします〜!!」
とうめく。
ムトウ氏がテニスボールをお尻に全力で押し当ててくれると少しマシになる。
ムトウ氏は産後、助産師さんが褒めるほどファインプレイだったらしい。ありがとう、ムトウ氏。。。腕疲れたよね。。。
私は陣痛ベッドがそのまま分娩台になるタイプで、ベッドが分娩台に変わった時に神の助けのように嬉しかった。よし、やっと終わるのね!早く、終わらせてくれ!死ぬ!!!と何度も思った。
しかし、なかなか赤さんは出てこない!赤さんの向きが悪いとかで、ほぼ出てきたところで、やり直しますと言われる。え?やり直しって何?!と頭が真っ白になりそうになりながらとにかく終われ!と祈りまくる。
最後は先生やら助産師さんやら研修生っぽい人まで集まって8人がかりくらいで私のお腹を思い切り押したり(あざだらけになった)赤さんの頭を吸引してを引っ張ったり(産まれたては頭伸びてた)私の脚を支えたり、、、なんとかかんとかしてほぼ14時に誕生!!!!
赤さん、重さをはかると3720g !身長53.5cm!大きくて助産師さんたちもザワザワ。
赤さんとの初対面は嬉しいけどもうなんか頭がふわふわしてた。記念写真だけはニッコリがんばったけど、ゆっくり赤さんを観察する余裕はなく。。。ずっと酸素吸入してたけど苦しくて意識が限界に。誕生の喜びもあるけど、胎盤出したり、縫合したりでまだまだ痛みは続く。あまりの痛みで過呼吸になり、手足が痺れて感覚が無くなって怖かった。
やー。出産もう二度としたくないと思った。笑
16時頃ムトウ氏と分かれ、18時頃夕食。
眠れたら食欲が戻り、意外と食べれた!
20時頃トイレトレーニングで初めて立ち上がったけどフラフラ。700ミリ以上の出血なので貧血気味。トイレトレーニングしたものの、普通に用は足せず、管で抜いてもらうと1リットルも出た!
22時もトイレトレーニング。この時は超スローだけどなんとか普通にトイレに行けた。あと授乳チャレンジ。まだちゃんと吸えないけど右乳を吸えた赤さん。
ああ、よくぞ出てきてくれた。お互い頑張ったよね。うんうん。
やっとジワジワと赤さんの可愛さが染みてくる。
その後ぐっすり眠る。
4時半頃トイレトレーニングしたのち、授乳チャレンジ2回目。こんどは左乳もなんとか吸えた!吸えてるのか?くわえてるだけなのか?とりあえず、宇宙人のような生き物が私のおっぱいにくっついている不思議。
赤さんはナースステーションに預け、ひたすら眠る。分娩に使った部屋が空いていたらしく、その日はそのままそこで眠れたのでぐっすり休めた。まずは自分の復活からだ!
謎にお腹がちゃんと空くから人体の不思議。もう不思議不思議のオンパレード。
7時20分起床
体温と血圧はかって、3人部屋に移動。
まだ、出血があるのでふらふらはするけど、回復してきた!ご飯も完食!シャワーチャレンジ🚿これもクリア!
普段妊婦検診してもらってた先生に会えて、よく頑張ったと褒められる。
私の身長(143センチ)で、この大きな赤さんが産めるのはすごいことらしい。
夕方にお産でお世話になった先生に会った時は「すごい!スタスタ歩けてるね!」と回復に驚かれた。普通はフラフラで車椅子移動らしい。食べまくれてるから回復が早いのかな?
でもまだお尻は痛いから気をつけながら過ごす。
こうして私の初出産が終わり、この後人生最大の衝撃が来るとは、まだ私は知る由もなかった。。。
続く。