uwabami days

アーティスト活動を生業とする三鷹在住アートユニットuwabamiの日々

赤さん12 検査入院 カテーテル検査

2021年1月に赤さん初の心臓カテーテル検査を受けました。結果はすこぶる良好!その時の検査入院(2泊3日)の様子を誰かの役に立つかもしれないので書き残しておきます。長文です。

 

カテーテル検査入院1日目

 

10時入院予定で、バスが遅れ、ちょっと遅れて榊原記念病院到着。1階で入院手続きを済ませて5階の小児科へ。

1月19日初日の予定は心電図、レントゲン、血液検査、CT検査だけど、それぞれまだ何時になるかわからないそうだ。ひとまず体重、身長を測って待機。その他様々な注意事項など看護師さんから説明をうける。

12:00に離乳食、ミルク

13:20から食事、飲み物が飲めなくなる

16:20からCT検査の予定

 

f:id:uwabami_jp:20211113111453j:image

これから何が起こるか知らない無邪気な赤さん。ベッドはこんな感じで、新生児の頃より柵が頑丈になりました。

 

付き添いの親のご飯は1階のローソンしかなく、7時から21時の間まで。基本的に外出不可!なんと!身体がローソンになっちまうな!!そしてローソンで付き添いの寝具(簡易ソファーベッドに敷くシーツや毛布など)のレンタルをする。1日200円。食堂はコロナで閉まってしまったそうな。あー、ローソンのみは辛いなぁ。

f:id:uwabami_jp:20211113111320j:image

こういう紙を書いてローソンで寝具をレンタルします。簡易ソファーベッドです。

 

翌日の予定は9時半くらいにお迎えが来て、11時からお昼過ぎくらいにカテーテル検査をし、足の固定を6時間するらしい。基本的には検査中は麻酔で寝てるそう。

 

明後日の予定は特に無く、順調なら退院。

という流れ。

 

久々すぎてドキドキする。

心拍数をはかるピコーンピコーンという音。独特な病院のにおい。

あの時の記憶が蘇る。

 

病院の離乳食はトロトロ。でもほぼ完食!!(味噌汁はこぼしまくってしまうので残した)

事前に電話で離乳食については相談しており、赤さんは大盛りで用意してもらっていた。何せ離乳食は通常よりかなり進んでおり、かなり固形で食べるし、もう母乳も寝る前の入眠儀式でしかなかった。(この時赤さん9ヶ月)


f:id:uwabami_jp:20211113110302j:image

f:id:uwabami_jp:20211113110229j:image

参考まで離乳食後期メニューです。

ひととおり今回の心臓カテーテル検査の説明を小児科の先生から受ける。

足の付け根から心臓まで針金のようなもの入れて血圧など詳しく検査し、手術後の心臓が順調かどうかを調べるのだ。

副作用やリスクについての説明を聞くと、分かっていても少し緊張する。

しかし、しっかり検査して、今後安全に暮らすためにも書類にサインせねば。

 

14:46血液検査スタート。

看護師さんが赤さんを連れて行くのだが、初めて両親から離れる赤さんは号泣!!

15:00には終了。泣きまくって汗だくの赤さん。包帯が気になるみたい。

 

15:20眠くなる薬を飲む

みんな嫌がるらしい薬を赤さんはペロリとスプーンで全部飲めた!本当に味覚、大丈夫なのかー?!倒れるといけないので、この後はベッドで過ごすように言われたので、絵本を読んでみる。絵本やおもちゃは病院に貸し出し用がたくさんある。絵本は睡魔と戦いながらも読んでほしいらしく、次々と読みまくり。

 

15:50CT検査スタート

まだ寝ないので注射で眠らせる。

ふわーっと眠くなってぼーっとしてる間に検査スタート。この時の眠くなり方がものすごく早く、映画で睡眠薬を嗅がされた人みたいだった!あれは結構リアルな表現だったのね!などと感心してしまった。

前開きの服が診察向きと書いてあったけど、スナップボタンが金属だったから結局脱がせる事に。これは盲点!

 

16:30眠らせる薬の効果で酔っ払いのようになって、こんな赤さん見たことない!!泥酔赤さん!酔っ払ってるみたい!泣き声も激しく、絶叫の繰り返し。

16:40泥のように眠る。

普段は30分で起きるのに全く起きない。

 

17:40ムトウ氏帰宅。

仮眠を取らねばと思うのに、ドキドキして眠れない。

 

18:00夜ご飯。眠そうながらもほぼ食べる。

18:30シャワー🚿お風呂無しだけどちゃんと寝るかな?20分しか時間ないので親は殆ど濡れて乾いただけって感じ。

20:00消灯

しかし明るすぎ、うるさくてなかなか寝ない赤さん。

19:30寝たっぽい。。

20:30離脱成功!

しかしすぐ起きそう。。。

ブログ書くつもりだったけど全然集中できないし、寝ようかな、と思う。

今日は頻繁に起きちゃいそうだしな。

21:00やっぱりこのタイミングで一回起きる。家ならトントンで乗り切るが、泣かれると他の子達に迷惑なので添い乳。なんとか寝る。しかし私が小さい(143cm)から添い乳できるけど、普通は無理だわな、子どものベッド。。。

23:30もぞもぞ突然起きる。夜間の血圧などの計測の看護師さんがちょうど来て、計測。泣かなかったのはえらいぞ!

再び授乳で眠らせる。なかなか寝ないから添い乳添い寝。0:30には寝たかな。

 

カテーテル検査入院2日目

4:30に食事止め。ミルクも母乳もここまでなので4:10頃起きてフォローアップミルクを用意して飲ませる。赤さんは何故かもう哺乳瓶ではなくストローマグがいいらしく、ストローマグで飲ませる。70mlくらい飲んだかな。飲んだら眠くなったのか、割とすぐ添い乳で寝てくれた。

 

5:00最後に飲んだ水分を測るので水を用意。7:30に水分止めなので、ワタワタしないよう準備しておく。私は結構心配性なので、準備をしておかないとドキドキして眠れないタイプだからとりあえず準備する。

ブログにメモを残す。

 

5:30隣の部屋の子が水分止めらしく、看護師さんが来て隣の電気がつく。

赤さんまた起きる。眠り浅いな。

ここからは母乳で寝かしつけできないのでとりあえず見守る。眠いから動きがおぼつかないが、ペットボトルを振り回している。やっぱり酔っ払い赤さんにしか見えない笑

それにしてもやっぱり寝ない。6:27仕方ないから抱っこ紐に入れて病棟内をウロウロ歩き回る。やっとウトウトしてきた。6:50抱っこ紐の中で寝る。

7:20には水分止めがあるから一度起こして水を飲ませないと。

今のうちに私の朝ごはん食べちゃおうかな。買っておいたコンビニのサンドイッチを食べる。約9キロの我が子を抱きながら立ったまま朝ごはんを食べていると、育児は本当に体力がいるなぁと改めて思う。世の母たち、本当すごいな。

 

7:00に朝の体温と血圧の計測。抱っこ紐に入ったままやってもらえたので起こさずに済んだ。

オムツや水分の計量について聞くと、おしっこ2回分とかになっても問題ないとの事。水分も直前のものだけでいいらしく、ほんの少しでもいいらしい。

改めて計測しなおし、7時半直前に水を飲ませた水は45くらい、かな?

 

8:00点滴開始。

絵本読んだり、おもちゃで遊んだり。点滴を抜かない様、片手は包帯でぐるぐる巻きになっているのに、もう片方の手だけでも頑張って遊ぶからすごい。

f:id:uwabami_jp:20211113110706j:image

途中オペの先生が来てくれた。「順調ですか?」などと優しく声がけしてくれ、やっぱり神様の様に見えてしまう。この人いなかったら赤さんはいないかもしれないのだ。

小児科の先生達とも話せて色々細かい話もできた。

8:40ム父合流。やっぱり2人体制になると安心して母、眠くなる。仮眠。

9:30赤さん、眠くなるシロップを飲む。

10:40点滴を変える。検査の為の点滴らしい。寝ぼけて変な声で騒ぐ赤さん。さながら小さな怪獣。

11:00遂に!カテーテル検査出発。

動くベッドに移されて不安げな赤さん。

送り出すときはやっぱり泣きそうになってしまう。

頑張って!信じてるよー!!いってらっしゃい!!!

ここから先は赤さんの体力と、先生達に任せるしかない。


ムトウ氏が待機してくれているので、リフレッシュの為に病院の外に出てみる。

外は雲ひとつない冬の快晴。

富士山もよく見える。

寝不足であっても外気を吸うと少し気分も晴れる。

病院にいると時間の感覚がおかしくなる。日の光を浴びて、外気を吸うだけで、生き物としてリセットされる気がする。

そして病院は何故か無性にお腹がすく。

コンビニのごはん三昧で辛いのでパン屋に出かけてみる。徒歩圏内だし、病院から近いのだが、病院から離れるとなんとなくソワソワしてしまう。

でもここで思い切ってリフレッシュしないと夜はまた戦いがある!

薬で昼間は眠り続けてしまう赤さんは、おそらく夜全然寝ないだろう。

今しっかりリフレッシュして、仮眠をとり、夜に備えねば!

パン屋でパンを買い込み、歩きながら焼き立てのパンをほうばっていると、早く我が子とこうして美味しいパンとか食べたいなぁなどと思う。

 

12:43赤さんが病棟に戻ってきた!

薬でスヤスヤ寝ている赤さん。激しい戦いから戻った戦士の様に見える。着てる服は甚平だから戦い後の日本のわらべって感じだけど!!よく頑張った!偉いぞ!!と言いたい。

f:id:uwabami_jp:20211113110757j:image

カテーテル後は安静に過ごし、脚を6時間固定しないといけないらしい。


ナースコールは目が覚めた時、最初のおしっこをした時、様子が変な時に呼ぶように言われた。脚の付け根の再出血に気をつける。

おしっこが出すぎて血圧が下がる時があるので最初のおしっこの時に呼ぶそうだ。

 

水分は体重に合わせて飲む。それで20分待って嘔吐がなければご飯が食べれる。

ご飯を食べて、嘔吐がなければ点滴が外れる。

起きてすぐはおそらくまた酔っ払い状態らしい。脚をまっすぐにしていれば抱っこして良し!抱っこ紐もオッケーだそう。

18:20以降に脚の固定は取れる。6時間って長いな。

 

起きた赤さんはやはり酔っ払い状態で、水分を欲しがった。規定量を飲み干し、まだ欲しがっていたので、20分待ち、嘔吐なし、オッケーが出たのでご飯を食べる。モリモリと食べる。この時のご飯は市販の離乳食。家から持ってきたものも食べさせていいとの事だったので食べさせるともう、ガツガツと食べた。よっぽどお腹減ってたんだろうか。そして、食ったから寝る!と言わんばかりに寝た。

 

16:30小児科の先生から説明。

別室に移動し、パソコンの前で説明が始まる。これは手術前の説明を聞いた部屋と同じ部屋。ドキドキドキドキ。

問題無し!!!!!!

ふーっと胸を撫で下ろす。

今後もカテーテル検査があるものなのか、少し緊張しながら質問すると、これが最初で最後になるだろうとの事!

お年を召してから別の原因で検査することになるかもしれないけど、今回の手術での検査はおそらく無いとの事!

シナジスもやめていいとの事!(シナジスについては別記事で書いてます)

嬉しい!!!から寝る!!!!!


しかしなかなか仮眠は取れないもので、色々説明があったり看護師さんが巡回に来てくれたり。結局あまり眠れはしなかったけど、ムトウ氏がいてくれたので体を横にして休む時間はつくれた。


先生によると検査は子供にとっても疲れるらしく、夜ちゃんと寝るらしい。赤さんもいつもの時間(19:30頃)には眠くなってきていた。


ひとまず安心。


しかし、私は何故か眠れない。向かいの部屋の子がずっと泣いてるからかな?


考えてみると、病院には日々入院してくる赤ちゃん達がいるし、赤さんのように順調に回復できる子ばかりではない。酸素ボンベがないといられない子もいるし、なかなか体力が回復しなくて退院できない子もいる。同室になったお母さん達の会話を聞いたりしていると、胸がキュンキュンしてしまう。

疲れきったお母さんが、子どもが泣いてても何もできないでいるのがカーテン越しでも分かる。代わりに抱っこしてあげたいくらいだ。


本当に私は幸せものだとつくづく思う。

 

カテーテル検査入院3日目

翌日、赤さんはすこぶる元気なのですぐ退院手続きになった。とはいえ手続きもそれなりに時間がかかり、11:30くらいまではかかってしまった。その間病院のおもちゃや絵本で遊んで過ごした。この病棟に入る事はもう無いかもしれない。むしろ、無い方がいいのだ。さよなら〜さよなら〜さよなら〜!!!


f:id:uwabami_jp:20211113110830j:image

f:id:uwabami_jp:20211113110840j:image

病院のおもちゃや絵本で遊び、ごきげんな赤さん。普段遊んでいるお気に入りのおもちゃなどもある程度持ちこみオッケーなので、ぬいぐるみや手作りおもちゃも持って行った。

 

こうして赤さんのカテーテル検査は無事終了しました。ありがとうございました皆様!!!

 

感謝の気持ちを込めて、榊原記念病院で手術してもらった4月5日にできる範囲での寄付をしました。この日は赤さんの2回目の誕生日です。毎年できる範囲での寄付をしていこうと決めました。少しでもたくさんの子達の命が救われますように…!!!

 

現在は半年に一回、担当医の検診を受けていますが、エコーで心臓の雑音がないかとか、簡単なチェックのみになっています。

これが一年に一回とかに減っていくのかなー?

半年に一回、感謝の気持ちを思い出させてもらえるから、そういうタイミングという事にしよう!

 

長文を読んでいただきありがとうございました!!