uwabami days

アーティスト活動を生業とする三鷹在住アートユニットuwabamiの日々

宗教融合の夢、アンベール城、ファテープルシークリー

ナマスカール!町ではナマステじゃなくてナマスカールっていうらしいよ!
インドは奥深い!パワフル!

【目次】

 

アンベール城は広い!でかい!美しい!

象のタクシーはアトラクション! 

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アンベール城の名物の一つ、午前中しかやっていない象のタクシーに乗ったゾウ🐘
朝から観光客で大行列!uwabamiもゾウさんに乗ってみました!

下から上まで15分くらい象に乗ってお城へ行くアトラクション的な感覚!

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これが意外に面白かった!!!

我々の象はなぜか歩くのがとても速くて、10頭くらい他の象を追い抜いていきました笑
やる気満々のゾウさんだったのかな?
結構ゆれるけど視界が開けて気持ちいいし、面白い!

帰ったら動画もアップしますねー!

もう一回乗りたいくらいだったな!

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アンベール城の装飾や庭が美しい!

アンベール城は16世紀のマハラジャ、マンスィンさんから17世紀のジェンスィンさんまでの一族が137年かけて作った超大作のお城。

見たまえ、この治めてる感ある景色!

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山間に町を見下ろす感じ!やっぱ城は高いところに作りたくなるものなのかな?
こんな立派でがっちりした城、攻める気無くなるだろうな〜!

フレスコ画が綺麗なガネーシャ門

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あ、ムトウの頭入っちゃったよー!
この真ん中に描かれている象さんの神様がガネーシャです。個人的にはサイドの細長い木がかわいいな〜!

民衆と合う場所

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一般公務につかったデイワニアーム。ここで民衆の相談を王様(マハラジャ)が裁いていたんだって。

大理石と砂岩でできていて、装飾も象やハスの花などもミックスで、色んな文化を織り交ぜているらしい。

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キラキラ大好き鏡の間


ここ、すごく綺麗だった!鏡の間!

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ウヒョー!!!細かいし幾何学的に繰り返されていて美しい!!
鏡の間はVIP用の建物で、あちこちに鏡が埋め込まれています!

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ローソクを灯すとキラキラ反射し、カーテン(すだれ)の色を変えるとそれも反射して雰囲気も変わったそう。ディスコのミラーボール的な発想ね!キラキラ〜✨

ラージプート様式 

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修復中だったけどこの謎の壺みたいな装飾がかわいい❤️

8世紀からラジャスタン地方に勢力を広げたラージプート族(マンスィンたち)の様式で、イスラムの幾何学模様とヒンドゥーの色彩をまぜたようなものですって。

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塗り直したらこんな感じ。かわいい〜!

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修復中の人たちはどこにでもいそうなお兄さんで、結構適当そう。

 

庭も美しいアラベスク!

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なんと美しいお庭でしょう!フランスのベルサイユ宮殿の庭などとは違い、ここの庭は幾何学的なアラベスク。偶像崇拝のないイスラム教徒はアラベスクを使って神様を表したとか。この庭の模様と、、、

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この庭に通じる扉の模様、同じ模様だったんだってー。扉は象牙だったらしいけど盗まれたりしてかなりボロボロー。当時は綺麗だったんでしょうね!

 

おかえりなさいませの窓 

ガネーシャ門の二階にはお妃様が王の帰りを迎える場所が。ここの天井も美しい!

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ここから薔薇の花を散らして王様におかえりなさいませをしたんだとさ!

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透し彫りなのは、イスラムの女性は旦那さん意外にあまり姿を見せてはいけないからだよーん。はらだは撮影オッケーだよー! 

 

超でかい城には超でかい鍋!

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城で働くみんなを養うにはこんくらいないとね!
ヤー。規模が半端ないアンベール城でした!

  

勝利の都ファテープルシークリー

ファテープルシークリーはムガル帝国の第3皇帝アクバルさんが建てた勝利の都という名前の都。世界遺産です。

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いい感じに崩れた城壁や周りの建物が歴史を感じさせます。

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門も堂々としているー!

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こちら、インド式五重の塔パンチマハール。
パンチは五、マハールは建物。ペルシア建築をモデルにしたという建物はなんだかアジアともヨーロッパともつかない不思議な印象を与えます。
そして、、、王の嗜みとしてやっぱりゲームは大切!

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トランプのボードゲームやパチシという人間チェスを楽しんだそう。五重の塔の上からチェスしたらしいよ!「ムトウ、3マス右へ進め」的な!何かの映画みたいだね! 

3人の王妃、3つの宗教 

アクバルさんの奥さんは3人で、1人はイスラム教徒ベーカム。1人はキリスト教徒マリアン。1人はヒンドゥー教のジョダバイ。ジョダバイはアンベール城を作ったマンスィン一族の女性で実際は1番愛されていたとか。
3人の王妃を大切にすることできっと3つの宗教をうまくまとめて国を治めたのでしょう。建物のあちらこちらに3つの宗教シンボルがあります。

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ハスがヒンドゥー教、五芒星がイスラム教、キリスト教は曖昧ですが入り口をドーム型に飾ってるクリンクリンしたモチーフだそうです。

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この柱も上からキリスト教的モチーフ、ガイドさんが指差してるのがヒンドゥー教、その下がイスラム教のモチーフなんですって。

 

3人の王妃を平等に愛すため3人の部屋もそれぞれあります。3人のキッチンも別々。ベジタリアンのヒンドゥー教徒の奥さん、ジョダバイには特別なキッチンもあったとか。

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これがそのジョダバイキッチン。確かに彫刻も凝ってるかもー!

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中は空っぽだよー!どんなキッチンだったのかしら?

 

王様は王妃の部屋に行き来したり、公務を行うときに階段や扉を使って移動したんだとか。ちょっと秘密通路みたいで面白い。

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上の写真は玉座があったところ。上から民を見下ろしてたんだって。
ここは風通しもよく、お気に入りだったみたい。
これ、よく作ったよねー!壊れてないのがすごい。

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砂岩の使い方斬新。屋根にこう使うのか!これが木だったらちょっと日本っぽい!

 

この都、建てたものの暑すぎて水不足になり、結局はアグラ城の方へお引越しします。わずか14年しかつかわれませんでしたとさ!頑張って作ったのにね〜!

 

宗教融合の夢

これは個人(はらだ)的感想なのでなんとも言えないのですが、きっとアクバルさんの時代にムガル帝国が最大敷地になったのは宗教に寛容だったからだと思います。
時代や場所が違っても、いつでも多くの支持者を得たり、領土が広がるのは宗教に寛容な時が多い気がします。
地元の宗教、文化も大事にしつつ、こちらの宗教や文化を混ぜていく。
アレクサンドロス三世もこのタイプかなと。ある意味ではマハトマガンジーも。
そして、最盛期を迎えて何をしていいかわからなくなってくると、公共事業と権力アピールのために巨大建築や美しい装飾の建物を作りたくなるのでは?
ラムセス二世(アブ・シンベル作った人)とシャージャハーン(タージマハル作った人)はこのタイプかと。

なんだか世界中、表現は違えど結構似てるじゃんと思ってきました。

おもしろーい!おもしろーい!!!

 

そんな感じでこの記事はここまで〜! 
またね!